2019年7月20日土曜日

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part9

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part9

前提知識無しで作るなんちゃって仮想ファイルシステムpart9。

開発日記です。独り言です。

これまでのあらすじ

part 内容
0 仮想ファイルシステムを作りたい宣言をする。
1 ざっくり仮想ファイルシステムの機能を決める。
が、機能呼出し先の仮想ファイルシステムのタスクIDをどう取得するかという問題に気付く。
2 カーネルにタスク名登録機能を実装した。
これでタスク名からタスクIDを取得する事が出来る様になるハズ、なので試したいが試す方法が無い事に気付き、ログ出力タスクの開発を宣言する。
3 ログ出力の為に使うvsnprintf()の仕様を調べる。
4 ログ出力タスクを開発してタスク名からタスクIDの取得機能が正しく動いている事が確認できた。
5 mount機能を実装した。たぶんできてる。
6 FDどうやって管理しようかー。メッセージのやり取り制御を状態遷移で制御しようかー。とか考えて、open機能を実装した。たぶんできてる。
7 openと同じようなシーケンスなので、メッセージとちょっとやる事変えて簡単にwrite機能を実装できちゃった。
8 writeと同じようなシーケンスなので、メッセージとちょっとやる事変えて簡単にread機能を実装できちゃった。

closeの仕様を考える

今回はclose機能を作ります。
仮想ファイルサーバとしては、openもwriteもreadもcloseもあんまりやること変わらないハズ。なので簡単にできるかな~と思っている。
あ、キャッシュなんて何にも考えていませんからね。
(ブログ記事までreadのコピペ)

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバローカルFD->グローバルFD変換close要求( グローバルFD )グローバルFDテーブル参照vfsClose要求( グローバルFD )vfsClose応答( グローバルFD, 処理結果 )グローバルFD解放close応答( 処理結果 )ローカルFD解放ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

シーケンスの順番は何も変わらず、渡すデータとちょっと間にやる事が変わったくらい。
あーcloseが一番楽だな~。渡すデータ無いし。FD解放するだけでしょ?(データキャッシュしてないから。)

以下、メッセージ仕様。

■ close要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0007 close
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -

■ close応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0007 close
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗

■ vfsClose要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0008 vfsClose
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -

■ vfsClose応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0008 vfsClose
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗

実装してみた

大体、OpenやWriteやReadと同じような動きなので、あっさり実装。

とりあえず、実行結果をば。
close

何をやっているかというと、下の様なシーケンスでopen -> read -> closeを永遠繰り返すお試しを作ってみました。
確認ポイントは、closeしているので、LocalFDとGlobalFDが再利用されて、必ず1となっているところ(前者は5行目の「fd=1」で、後者は色々な行で出てくる「globalFd=1」で確認できる。)

mttymvfsシリアルポートドライバ1秒ビジーウェイトopen要求( /serial )vfsOpen要求( /serial )vfsOpen応答()open応答()read要求( 1バイト )vfsRead要求( 1バイト )デバイス読込みvfsRead応答()read応答()close要求( )vfsClose要求( )vfsClose応答()close応答()loop[ 無限 ]mttymvfsシリアルポートドライバ

read以上にあっさりcloseを実装してしまった。キャッシュ機能ないからね。

次はどうしようかな。
・作ってきた仮想ファイルシステムの色々な問題を解決していく。
な感じかなぁ。

並行して、ドライバをちゃんと作るためにMochiKernelにスレッド機能を追加とかやりたいので、かなり更新は遅くなりそう。

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part7

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part7

前提知識無しで作るなんちゃって仮想ファイルシステムpart7。

開発日記です。独り言です。

これまでのあらすじ

part 内容
0 仮想ファイルシステムを作りたい宣言をする。
1 ざっくり仮想ファイルシステムの機能を決める。
が、機能呼出し先の仮想ファイルシステムのタスクIDをどう取得するかという問題に気付く。
2 カーネルにタスク名登録機能を実装した。
これでタスク名からタスクIDを取得する事が出来る様になるハズ、なので試したいが試す方法が無い事に気付き、ログ出力タスクの開発を宣言する。
3 ログ出力の為に使うvsnprintf()の仕様を調べる。
4 ログ出力タスクを開発してタスク名からタスクIDの取得機能が正しく動いている事が確認できた。
5 mount機能を実装した。たぶんできてる。
6 FDどうやって管理しようかー。メッセージのやり取り制御を状態遷移で制御しようかー。とか考えて、open機能を実装した。たぶんできてる。

writeの仕様を考える

今回はwrite機能を作ります。
仮想ファイルサーバとしては、openもwriteもあんまりやること変わらないハズ。なので簡単にできるかな~と思っている。
あ、キャッシュなんて何にも考えていませんからね。

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバローカルFDテーブル参照write要求( グローバルFD, アドレス, データ, データサイズ )グローバルFDテーブル参照vfsWrite要求( グローバルFD, アドレス, データ, データサイズ )デバイス書込みvfsWrite応答write応答書込みアドレス更新ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

シーケンスの順番は何も変わらず、渡すデータとちょっと間にやる事が変わったくらい。
(こうやってシーケンスにしてみると良く分かるのだけど、データのコピー回数の多さ。マイクロカーネルだとメッセージパッシングが主なデータのやり取りとなる(?)わけだけど、4回のデータコピー(ユーザタスク→カーネル→mvfs→カーネル→シリアルポートドライバ)が走るので性能が落ちる。)

以下、メッセージ仕様。

■ write要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0003 write
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 8 アドレス 任意 -
0x14 4 データサイズ 1~24,064 -
0x18 1~24,064 データ 任意 -

なぜ24,064かというと、現在のMochiKernelで送信可能なメッセージの最大長が24,576byteなので、そこから-512byte(ヘッダとかも含めるので)減らした。適当。
そもそも、なんで24,576にしたんだっけ…

■ write応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0003 write
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗
0x0C 4 書込み実施サイズ 0~24,064 -

■ vfsWrite要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0004 vfsWrite
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 8 アドレス 任意 -
0x14 4 データサイズ 1~24,064 -
0x18 1~24,064 データ 任意 -

■ vfsWrite応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0004 vfsWrite
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗
0x10 4 書込み実施サイズ 0~24,064 -

実装してみた

大体、Openと同じような動きなので、あっさり実装。
(とはいえ、mountもopenもwriteもかなり適当に実装しているので、だいぶ改造やリファクタリングしていかなきゃならない。いずれそれをやる予定。)

とりあえず、実行結果をば。
write実装した画面

何をやっているかというと、

mttymvfsシリアルポートドライバwrite要求( "tes" )vfsWrite要求( "tes" )デバイス書込みvfsWrite応答write応答write要求( "tes" )vfsWrite要求( "tes" )デバイス書込みvfsWrite応答write応答mttymvfsシリアルポートドライバ

こんな感じ。
mttyはサーバタイプで、ラインディシプリンとかセッション管理とかそういうのを実装していこうと思っているプロセスです。今回は、このmttyが「/serial」ファイルをオープンして(上図では省略)二回「tes」という3バイトのデータをwriteしています。
シリアルポートドライバは、vfsWriteを受け取ったら、そのデータを1バイトづつ転送レジスタに書き込むようにしました。
(本当は、転送レジスタの空きがあるかチェックしたり、FIFOいっぱいだったら割込み待って書き込むとか必要なんだけど、ちょっと試したいだけだったので省略。真面目にやると、割込み待ちとメッセージ待ちの両方を行わせる事が現状できないので、カーネルの機能を追加しないといけない。)

qemu上で動かしているので「-serial telnet::4444,server」オプションを使う事で、telnet接続でシリアルポートに接続させることができるようにしています。

次!read。ほぼ、writeのコピペでいける気がする。テキトーに。

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part8

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part8

前提知識無しで作るなんちゃって仮想ファイルシステムpart8。

開発日記です。独り言です。

これまでのあらすじ

part 内容
0 仮想ファイルシステムを作りたい宣言をする。
1 ざっくり仮想ファイルシステムの機能を決める。
が、機能呼出し先の仮想ファイルシステムのタスクIDをどう取得するかという問題に気付く。
2 カーネルにタスク名登録機能を実装した。
これでタスク名からタスクIDを取得する事が出来る様になるハズ、なので試したいが試す方法が無い事に気付き、ログ出力タスクの開発を宣言する。
3 ログ出力の為に使うvsnprintf()の仕様を調べる。
4 ログ出力タスクを開発してタスク名からタスクIDの取得機能が正しく動いている事が確認できた。
5 mount機能を実装した。たぶんできてる。
6 FDどうやって管理しようかー。メッセージのやり取り制御を状態遷移で制御しようかー。とか考えて、open機能を実装した。たぶんできてる。
7 openと同じようなシーケンスなので、メッセージとちょっとやる事変えて簡単にwrite機能を実装できちゃった。

readの仕様を考える

今回はread機能を作ります。
仮想ファイルサーバとしては、openもwriteもreadもあんまりやること変わらないハズ。なので簡単にできるかな~と思っている。
あ、キャッシュなんて何にも考えていませんからね。
(ブログ記事までwriteのコピペ)

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバローカルFDテーブル参照read要求( グローバルFD, アドレス, データサイズ )グローバルFDテーブル参照vfsRead要求( グローバルFD, アドレス, データサイズ )デバイス読み込みvfsRead応答( グローバルFD, 処理結果, データ, データサイズ )read応答( 処理結果, データ, データサイズ )読込みアドレス更新ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

シーケンスの順番は何も変わらず、渡すデータとちょっと間にやる事が変わったくらい。

以下、メッセージ仕様。

■ read要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0005 read
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 8 アドレス 任意 -
0x14 4 データサイズ 1~24,064 -

なぜ24,064かというと、現在のMochiKernelで送信可能なメッセージの最大長が24,576byteなので、そこから-512byte(ヘッダとかも含めるので)減らした。適当。
そもそも、なんで24,576にしたんだっけ…
(writeとおんなじ。)

■ read応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0005 read
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗
0x0C 4 読込み実施サイズ 0~24,064 -
0x10 0~24,064 データ 任意 -

■ vfsRead要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0006 vfsRead
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 8 アドレス 任意 -
0x14 4 データサイズ 1~24,064 -

■ vfsRead応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0006 vfsRead
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 グローバルFD 任意 -
0x0C 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗
0x10 4 読込み実施サイズ 0~24,064 -
0x14 0~24,064 データ 任意 -

実装してみた

大体、OpenやWriteと同じような動きなので、あっさり実装。

とりあえず、実行結果をば。
enter image description here

今回はちょっと動画でご紹介。
上は画面、下はシリアルポート入出力のウィンドウ。

最初にシリアルポート側で"testes"が出ていますが、前回のwrite機能実装でお試ししてみたもの。今回はその後に「aadekita!!!」を入力してやって、それをエコーしています。

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ1秒ビジーウェイトread要求( 1バイト )vfsRead要求( 1バイト )デバイス読込みvfsRead応答()read応答()write要求( 読み込んだデータ )vfsWrite要求( 読み込んだデータ )デバイス書込みvfsWrite応答()write応答()loop[ 無限 ]ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

1秒ビジーウェイトしているのは、ドライバ側で割込み待ちができない(現状、MochiKernelではメッセージ待ちと割込み待ちを同時に行えない。)ので仕方なく(CPUを労わる為に)。

write以上にあっさりreadを実装してしまった。
次はもっと簡単で、closeを実装する。キャッシングないからね。

2019年7月3日水曜日

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part6

MochiOS@仮想ファイルシステムの作成part6

前提知識無しで作るなんちゃって仮想ファイルシステムpart6。

開発日記です。独り言です。

これまでのあらすじ

part 内容
0 仮想ファイルシステムを作りたい宣言をする。
1 ざっくり仮想ファイルシステムの機能を決める。
が、機能呼出し先の仮想ファイルシステムのタスクIDをどう取得するかという問題に気付く。
2 カーネルにタスク名登録機能を実装した。
これでタスク名からタスクIDを取得する事が出来る様になるハズ、なので試したいが試す方法が無い事に気付き、ログ出力タスクの開発を宣言する。
3 ログ出力の為に使うvsnprintf()の仕様を調べる。
4 ログ出力タスクを開発してタスク名からタスクIDの取得機能が正しく動いている事が確認できた。
5 mount()機能を実装した。たぶんできてる。

openの仕様を考える

とりあえず、必要なのはパスよね。
あと、読書きフラグ。。。あるけど、今は忘れよ、うん。後ね後。
で、openしたらファイルディスクリプタ(FD)を払い出す。大体、FDはプロセス毎に1からなので、プロセス毎にFDを払い出す事にする。

あー、MochiKernelのメッセージパッシングはメッセージ送信元タスクIDしか取れないので、プロセスIDを取れるようにしないとだ。。
(どこかでMochiKernelの概要を書かねばと思っているのだけど、ここでさらっとご紹介。MochiKernelではカーネル上の1つのコンテキストをタスクという名前で扱う。つまるところ、タスクはスレッドと同じ意味。プロセスは複数のスレッド(タスク)から構成されるのは普通と一緒。スレッドIDはプロセス内ローカル値だがタスクIDはグローバル値という違いがある)

mountされたファイルをopenした時、そのファイルをmountしたドライバはopenされたタイミングで何か初期化をしたいかもしれない。
なので、openメッセージを横流しする。横流しといってもメッセージはそのままでなくて、新しい識別子を切ることとしよう。
パラメータはopenしてきたPIDと払い出されたFDを組み合わせた値とパスとしとく。

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバopen( "/serial" )FD払い出しvfsOpen( PID, FD, "/serial" )ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

以下、メッセージ仕様。

■ open要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0001 open
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 ローカルFD※ 任意 -
0x08 1024 絶対パス(\0含む) 任意 -

■ open応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0001 open
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗
0x0C 4 グローバルFD※ 任意 -

■ vfsOpen要求メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0002 vfsOpen
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0000 要求
0x08 4 PID 任意 -
0x0c 4 グローバルFD※ 任意 -
0x10 1024 絶対パス(\0含む) 任意 -

■ vfsOpen応答メッセージ

offset size 内容 意味
0x00 4 機能ID 0x0000_0002 vfsOpen
0x04 4 タイプ(要求/応答) 0x0000_0001 応答
0x08 4 処理結果 0x0000_0000
0x0000_0001
成功
失敗

※ 詳細は下記の「FD(ファイルディスクリプタ)の実装方法を考える」を参照

制御方法を考える

なんだかちょっとしたシーケンスが出来てしまったので、状態遷移表を用いた制御を行う。
その為に、MLib(自作の便利ライブラリ)に状態遷移管理機能を実装してそれを使うことにする。
詳細は割愛。ライブラリはここ(https://github.com/MasterMochi/MLib/commit/4135b1b0a1cd7d0617405e38e9b997b3bc3bf7fb)でコミットした。

状態遷移はこんな感じ。上のシーケンスから状態遷移記述に落としただけ。

状態 初期状態 vfsOpen待ち
イベント # 01 02
open要求 01 Task0101
→2
-
vfsOpen応答 02 - Task0202
→1

タスク概要はこんな感じ。エラー処理やその時の遷移はここでは割愛。

タスク名 処理概要
Task0101 1. FD払い出し
2. mountタスクへvfsOpen要求を送信
Task0202 1. oepn要求元タスクへopen応答を送信

FD(ファイルディスクリプタ)の実装方法を考える

ファイルディスクリプタって、各プロセス毎に一意の値じゃない?単純に考えると、仮想ファイルサーバは「プロセス(PID)」毎にFDテーブルを持たなきゃならない。PIDをキーにFDテーブルを持たなきゃならないわけだ。
PIDをインデックスとしたテーブルにすれば簡単にできそうだけど、PID分を全部用意しとかなきゃならないってのはなかなかメモリ容量を使いそう。

なので、各プロセス用のFDテーブルと仮想ファイルサーバ用のFDテーブルを持つこととする。
仮想ファイルサーバはプロセス毎にFDを管理するんじゃなくて、単純に一個のFDテーブルを持つ様にする。そうすればFDの払い出しは、0から順に空いているFD使えばいいので難しい事を考える必要がなくなる。
各プロセスは自分用のFDテーブルを管理しておいて、その用途は仮想ファイルサーバのFDを変換するだけにしておく。そうすれば、0からの各プロセス毎に一意なFDを使用できる。
ローカルFDテーブルの操作は、仮想ファイルサーバが提供するライブラリでやってしまえば、こんな仕組みはユーザに隠蔽することができる。

便宜上、各プロセス毎のFDをローカルFD、仮想ファイルサーバのFDをグローバルFDなんて名前にしておく。

ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバローカルFD[0]払い出しopen( "/serial", ローカルFD=0 )グローバルFD[190]払い出しグローバルFD[190]=0vfsOpen( PID, グローバルFD=190, "/serial" )190ローカルFD[0]=190ユーザタスクmvfsシリアルポートドライバ

ユーザタスクがローカルFD=0のreadをしたければ、自身のFDテーブルを用いてローカルFDからグローバルFDに変換して、仮想ファイルサーバにグローバルFD=190のreadを出せばいい。

実装してみた

かなりやっつけだけど実装した。

ttyサーバ君を作って、シリアルポートドライバ君がMountする「/serial」を二回連続でOpenさせています。詳細な説明は割愛!

Rust@naked関数

Rust@naked関数 multiboot仕様でブートローダを自作せずGRUBから自作カーネル(もどき)を起動できたので、起動情報も色々受け取りたい。multiboot準拠していれば、起動直前にブートローダがレジスタEAXにマジック値を...